Bluetoothのノイズキャンセリングヘッドホンであるゼンハイザー「PXC 550 WIRELESS」を購入しましたので、レビューしてみたいと思います。
実は10年くらい前に5000円程度のONKYOの有線のノイズキャンセリングヘッドホンを購入してみて「ノイズキャンセリングヘッドホンはクソだな」と思っていました。でもこの機種はBluetooth (=ワイヤレス) なのにノイズキャンセリング機能も音質も最高でしたよ!びっくり!!
ということで、今回はなぜゼンハイザー「PXC 550 WIRELESS」の購入に至ったのか、他機種と比較しながら説明します。
購入の経緯
「家事しながらテレビの音声や音楽がクリアに聞けるようにしたい。でも音量を上げるのは耳が悪くなるからイヤだ」と悩み、私が行きついたのがBluetooth (=無線) のノイズキャンセリングヘッドホンでした。
- 有線だと家事がし辛い→Bluetoothで無線にしちゃえばいいじゃない
- ノイジーな環境でもクリアな音環境→密閉型のノイズキャンセリングヘッドホンにしちゃえばいいじゃない
という作戦です。
ゼンハイザー ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン 密閉型/NFC・Bluetooth対応/aptX/折りたたみ式/リモコン・マイク付 PXC 550 WIRELESS【国内正規品】
- 出版社/メーカー: ゼンハイザー
- 発売日: 2016/09/16
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
ノイズキャンセリングの性能と使い勝手のバランスはピカイチ
ゼンハイザー「PXC 550 WIRELESS」を実際に試聴してみたところノイズキャンセリングヘッドホン性能の高さと使い勝手に驚きました。
同価格帯で競合する他社製品として、ソニーの「MDR-1000X」と後継機の「MDR-1000XM2」、それからBoseの「QuietComfort35」が存在します。
ノイジーな家電量販店で全てノイズキャンセリング機能を試してみた結果....
1. ノイズキャンセリング能力
1位:Bose QuietComfort 35
2位:ゼンハイザー PXC 550 WIRELESS
3位:ソニー MDR-1000XM2とMDR-1000X
という風に感じました。
QuietComfort 35は10年前のクソヘッドホンからは考えられないほど圧倒的なノイズキャンセリングでした。
またSENNHEISERのPXC 550 WIRELESSもQuietComfort 35に半歩劣るものの十分感動できるノイズキャンセリングでした。
一方、SONYのMDR-1000Xと後継機のMDR-1000XM2は単独で試聴すると満足できましたが、BOSEとゼンハイザーのノイズキャンセリングヘッドホンを試聴した後だと「あれ?ショボくね??全然外界の音が普通に聞こえるけど...」という感じでした。
『ノイズキャンセリング=ソニー』と思いこんでいたのでMDR-1000XM2には期待していたんですが、残念な結果でした。
2. ノイズキャンセリングの使い勝手
1位:ゼンハイザー PXC 550 WIRELESS
2位:ソニー MDR-1000XM2とMDR-1000X
3位:Bose QuietComfort 35
Bose QuietComfort 35はノイズキャンセリングをオフに出来ません。常にオンの状態にしか出来ないということです。常にノイキャン状態は困るので、この段階で本機種は候補から完全に外しました。
またSONY MDR-1000XM2とMDR-1000Xはノイズキャンセリングをオフに出来ますが、手動でノイズキャンセリングの出力を調節することが出来ません(シーンに合わせて自動で調節してくれるみたいですが)。出力が手動で調節出来ないのも困るので、そういう点から本機種も候補から外してしまいました。
一方、ゼンハイザー PXC 550 WIRELESSはノイズキャンセリングをオフに出来ますし、ノイズキャンセリングの出力を手動で調節することも可能です。
以上の結果から、音質はさておき、ノイズキャンセリングの性能と使い勝手のバランスが取れているゼンハイザー PXC 550 WIRELESSを購入することにしたのです。
Bose QuietComfort 35 wireless headphones ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン ブラック【国内正規品】
- 出版社/メーカー: BOSE
- 発売日: 2016/06/24
- メディア: エレクトロニクス
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音質もさすがゼンハイザー!
肝心の音質ですが、さすがヘッドホンメーカーの雄であるゼンハイザーの製品です。Bluetoothですがそれを感じさせない良質な音を奏でてくれます。
ただ密閉型ヘッドホンですので、どうしても開放型ヘッドホンであるゼンハイザー HD 650などには全体的な音質で明らかに負けているのは否めません。しかし密閉型ヘッドホンとしては非常にレベルが高く、良好な音質です。
ちなみに有線か無線かというよりは密閉型か開放型かの違いが大きいですので、例え有線でも密閉型ヘッドホンはイヤだという音質厨の人には少し厳しい音質でした。そんなこと言ってたらノイズキャンセリングヘッドホン自体が候補から外れると思いますがw
また本機種ですが特に高音の美しさが際立っています。ゼンハイザーってやっぱり艶のあるエロい音を奏でてくれますよね笑
あくまで好みなのであまり他社メーカーのヘッドホンと比べたくないのですが、私の好みとしては、
1位:ゼンハイザー PXC 550 WIRELESS
2位:ソニー MDR-1000X
3位:ソニー MDR-1000XM2
4位:Bose QuietComfort 35
という順位で音質が良いと感じました。低音のドスが強く利いている機種が下位になっています笑。この順位はやはり好みですのであまり参考にしないでください。(私は低音を強調しているヘッドホンが嫌いなのです)
まとめ
生まれてこのかた「Bluetooth (=ワイヤレス) は音質が悪い」と思い込んでいましたが、使ってみると有線と無線の音質の違いはほとんど感じられませんでした。
今回試聴した全てのヘッドホンに言えることですが、音質の差以上にワイヤレスの利便性とストレスの無さが最高でしたね。ワイヤレスを馬鹿にせず、一度手を出してみることをオススメしますよ
「ワイヤレス=音質がクソ」というのは、あくまで昔の話なのかもしれません。
ゼンハイザー ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン 密閉型/NFC・Bluetooth対応/aptX/折りたたみ式/リモコン・マイク付 PXC 550 WIRELESS【国内正規品】
- 出版社/メーカー: ゼンハイザー
- 発売日: 2016/09/16
- メディア: エレクトロニクス
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<PXC 550 WIRELESSのスペック>
型式 : ダイナミック、密閉型
周波数特性 : 17~23,000Hz
インピーダンス : 490Ω/46Ω(アクティブ/パッシブ)
音圧レベル : 110dB
質量 : 約227g
無線規格 : Bluetooth4.2
サポートプロファイル : AVRCP+A2DP+DIP+HSP+HFP
対応コーデック : apt-X,SBC,mSBC,CVSD,a-Law,u-Law
動作時間 : 約20時間(Bluetooth+ノイズキャンセリング使用時)
充電時間 : 約3時間
接続ケーブル : 1.4m スマートフォン対応マイク付きリモコンケーブル(L型ステレオミニプラグ)
付属品 : リモコンケーブル、キャリングケース、航空機変換アダプター、USBチャージングケーブル、6.3mm変換プラグ
その他の機能 : 折たたみ可能、ノイズキャンセリング機能