理系20代の日常レポート

「こんな情報が知りたい!」と自分が思ったことを本能の赴くままに書いてみようと思います。カメラ/旅行/家電/日常/科学関連の話題が多めです。

理系大学院卒入社1年目から3年目にかけての年収と手取り額の推移【研究開発職・総合職】

こんにちは。今、社会人4年目のげがんげんです。約4年間、今の会社で本当に身を削って仕事をしてきました。今回はそんな私の1年目~3年目の年収や勤務時間の変化などを分析したいと思います。

 

私のプロフィール

自然科学系の大学院修士卒です。24歳で社会人になり、現在28歳です。いわゆる大企業で研究開発関係の総合職として勤めています。

 

年収推移まとめ

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いきなりですが、社会人1~3年目までの年収推移を上図にてお示しします。今現在は年収600万円前後をうろうろしている状況ですね。

 

また年収以外にもおもしろそうなデータをいくつか載せてみました。住民税や所得税といった税金額や、厚生年金保険料や健康保険料といった保険料額が面白いほど直線的に増加しています。それに吸収される形で手取り額の上昇が2年目3年目でほとんど生じていませんね。これが累進課税というやつですか。泣きそうですw

 

では年度ごとに個別に詳細を記載したいと思います。

 

社会人1年目の年収 (24-25歳、2014年度)

年収は491万円

うち、ボーナスは151万円、残業代は47万円です。

 

手取りにすると年間368万円です。ただし社宅費1万4000円、財形貯蓄1万円を月々引かれた上の金額ですので、その2つを手取りに含めるとすると399万円です。

 

ちなみにほとんど残業はしていません。4月から9月は試用期間ということで残業が完全に禁止されていたためです。10月から3月までは月平均37時間の残業を行っていました。

 

我ながら大学院卒の収入の破壊力はすさまじいですね。1年目から高卒の父親の年収を超えてしまったので、当時は若干申し訳ない気持ちと「労働ってなんなんだろう」という虚無感を持ったのを覚えています。

 

社会人2年目の年収 (25-26歳、2015年度)

年収は586万円

うち、ボーナスは148万円、残業代は127万円です。

 

手取りにすると年間440万円です。社宅費と財形貯蓄を加えると465万円です。ちなみに2年目の途中で社宅を出て、妻と同棲を始めましたので、社宅費の控除が無くなって家賃補助30000円が加算されるようになりました。

 

また2年目から住民税が引かれるようになりました。ただし2014年1月~3月の間が学生だったということもあり、年間12万円の徴収で済みました。

 

振り返ってみると、2年目はとにかくがむしゃらに働く1年でした。残業を月平均49.9時間行っていましたので、1年目と比較して残業代が激増しています。幸い残業代は制限なく全額支給されますので、そういう意味でもモチベーションが非常に高い1年でした。(生活残業をしていたつもりはありませんよ、念のため笑)

 

社会人3年目の年収 (26-27歳、2016年度)

年収は608万円

うち、ボーナスは150万円、残業代は116万円です。

 

手取りの所得にすると年間446万円です。ただし家賃補助年間36万円を加えた額ですので、実質は2年目の方が高年収でした。

 

3年目は住民税として年間26万円徴収されましたので、月々の手取りとしては最も厳しい1年でした。結婚し、毎月家計に22万円計上する決まりで家計運営していましたので、自由に使える小遣いは毎月3万円弱程度だったと記憶しています。(奨学金も返済しているので。)

 

また本筋とは外れますが仕事上もこの年が最も苦しい1年でした。部署を異動し、仕事内容が激変したことで今まで必死に勉強していたことが全く役立たなくなったからです。妻がかまってちゃんなので、妻の就寝後、数日刻みでほぼ徹夜して勉強することが習慣になっていました。我ながよく耐えた1年でした。

 

社会人4年目の年収 (26-27歳、2017年度) 

まだ11月ですのでどうなるか分かりませんが、今のところ昨年よりも年収が増えそうなペースです。手取りも若干余裕が生まれてきたので、小遣いにも余裕が...笑

 

ただ少しずつですが投資を始めたので、私の可処分所得は相変わらずほとんどありません。家計はバンバンお金がたまっていますが私個人は万年貧乏です。

 

年収から考えること

年齢と勤務時間数から考えると現在の年収にはまぁ満足しています。年収偏差値チェッカーでは偏差値70強でしたしね。大学院までサポートしてくれた両親には感謝しています。

 

ただ、私の勤務先は同業他社と比較すると年収の上昇幅が非常に小さいようです。今は満足でも将来的にお給料に満足できるかは分かりませんので、今後はいろいろな選択肢を考えて意識だけでもしておくことが重要だと思っています。

 

社内でも同世代が給料の愚痴を言っているのはほとんど聞いたことがありませんが、やはり40代50代ともなってくると仕事の質の高さに給料が見合っていないという愚痴が聞こえてきます。実際に転職していく人も多く、噂によると人事部内では危機感を覚えているとか。じゃあ給料上げてよって話ですが

 

転職しないにしても、収入の複線化が今後重要になってきそうです。投資や当ブログの収入でどこまで補助できるかは分かりませんが、20代という年齢を武器に長期的視点で様々なものに挑戦していきたいと思います。